カテゴリ:TACOMA FUJI RECORDS( 482 )

TACOMA FUJI RECORDS COLLGE LOGO designed by Shuntaro Watanabe_12th collectionのご案内

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TACOMA FUJI RECORDS COLLGE LOGO designed by Shuntaro Watanabe

COLOR : NAVY / WHITE

SIZE : S〜XL

PRICE : 5,800+tax



渡辺俊太郎 (BLUE BIRD d.)

1976年、福島県生。アートディレクター。

ビクターエンタテインメントを経て独立。

近年の代表作は桑田佳祐、星野源、SOIL&"PIMP"SESSIONS等のCDジャケット他。

http://bluebird-d.com/



昨秋リリースしたフーディと同デザインながら若干プリントのサイズを変更。

バインダーネック仕様のニューボディとしてリリースのカレッジフォントTシャツです。

このTシャツを作成している段階、もっと言うとこのネイビーボディを作成している段階で

シンプルなフォントのTシャツは作ろうと思っていました。

このネイビーTシャツ、飽きがこないいい具合だと思います。白ボディの方も、微妙なプリントカラーがお気に入りです。

どっちもコーディネイトを選ばないオールラウンダー。

タコマのラインナップ的にも、ワードローブ的にもこれはとても重要な1枚なのです。


販売は4月最終週から、HP及びお取り扱い店にて。


宜しくお願い致します。




TACOMA FUJI RECORDS / Lodge ALASKATwitter Account : TACOMAFUJIO


by tacomafuji | 2018-04-20 22:48 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

WRESTLING IS NO JOKE designed by Letterboy_12th collectionのご案内


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WRESTLING IS NO JOKE designed by Letterboy
COLOR : BLACK / WHITE
SIZE : XS〜XL
PRICE : 5,200+tax

昨季の「WRESTLING IS SACRED SPORTS」に続くマニフェストシリーズ。
遊びじゃないんだよ。


レターボーイ (Letterboy)
スウェーデン出身で、現在東京を中心に活動するカリグラフィー・レタリングアーティスト。
世界各地でカリグラフィー・レタリングのワークショップを開催し、文字にまつわる様々な手法による活動を行う。


WRESTLING IS NO JOKE.
敬愛してやまないレスラーやレスリングに関わる全ての方に捧げたい1枚。
「プロレス好きなんですよね?新日見てます!?」とかって言われちゃうと途端にキョドッちゃいます。
がっつり見ていたのは80年代〜90年代。今のシーンはほとんど分からないのが本当のところ。でもいいんだよ。
気持ちを汲んで固めの雰囲気で仕上げてくれたLetterboyに感謝。
黒ボディにはピンクパープル、白ボディには黒x赤の鉄板配色。
微妙に大きくないプリントの大きさも実はポイントだったりします。

販売は4月最終週からタコマフジ取り扱い店及びHPにて。

宜しくお願い致します、押忍。


by tacomafuji | 2018-04-18 15:41 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

SOFT SIDEWALK designed by Andrew Jeffrey Wright_12th collectionのご案内


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SOFT SIDEWALK designed by Andrew Jeffrey Wright

COLOR : BLACK / HEATHER GRAY / WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax



フィラデルフィア郊外の小さな街、チェスター出身メンバーによって構成されたSOFT SIDEWALKは

ローファイ・フォレスト・ファンク・バンドとしてそのバンドキャリアをスタートした。

ファーストアルバム「Space Dirt」は結果としてその後の音楽性を示唆する重要な作品と位置付けられ、 セカンドアルバム「Melting Chocolate Steamroller Situation」によって、彼らのPSYCHO GARAGE SOUNDへの傾倒は

より顕著となりその評価は確固たるものとなった。 「チェスターのベッドルームからビーチや月まで」とまで

揶揄される壮大なサウンドスケープはその中毒性の高さから人気を博している。

現在は2019年リリース予定のサードアルバム「Nothing Is My Favorite Number(仮)」の制作期間中。

*このストーリーはフィクションです。



アンドリュー・ジェフリー・ライト (Andre Jeffrey Wright)

アートコミュニティ、Philadelphia's Space1026の創設メンバーの1人。

アニメーションの美術博士号を有し、

ハンドメイドで作成するzineは国際的な評価も高い。 彼の作品は絵画、アニメーション、ドローイング、

コラージュ、写真、彫刻、ビデオ、インスタレーション、スクリーン印刷、パフォーマンスと多岐に渡る。

The Hole (NYC)、THIS Gallery (LA)、Lamp Harajuku (東京)、New Image Art (LA)、

The Luggage Store (San Francisco)、The Pennsylvania Academy of Fine Arts (Philadelphia)、ICA (Philadelphia)、

The Print Center (Philadelphia)、Giant Robot NY (NYC)、Cinders Gallery (Brooklyn)、The Corcoran (DC)、

Foundation Cartier (Paris)等の展示に参加。

レジデンスとしてThe Clocktower Gallery (NYC) The Philadelphia Free Libraryにも参加している。

www.andrewjeffreywright.com/


今回初めてタコマフジにアートワークを提供してくれたアンドリュー。

できる限りの礼を尽くしてオファーしたところ、タコマの存在を知ってくれていて(ジェイソンに続いて!)

「じゃあストーリーも考えていいんだよね?」と食い気味で提案してくれたナイスガイ。

シンプルで飄々とした、太いアートワークはとてもTシャツ映えするアートワークで、散々配色を悩んだ挙句、

人に言えない種類のサンプルを作成した挙句絞り込めずに3色展開となりました。

黒ボディx白プリントは正調ロックTシャツテイスト、ヘザーグレイにクリーム色はアートワークのイメージ

によりマッチした配色、そして白にネイビープリントは染み込みプリントと毛羽立ったボディとの相性がパーフェクト。

何故3色展開になったか、納得の強度です。

年齢を重ねて、すっかりおじさん(さらに髭面)になったわけですが、そうするとアンドリューの世界観のような

Tシャツが欲しくなる。俺の中ではウィルコのジェフがGジャンの下に着ているようなTシャツ。

そんなイメージです。


販売は4月最終週から全国のお取り扱い店及びHPにて。


宜しくお願い致します。




by tacomafuji | 2018-04-18 15:14 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

ZAAPS presents Kiss Become Romantic designed by Kazumi Ryohei _12th collectionのご案内



*商品紹介テキストが猟奇的なまでに長いです。覚悟して下さい。
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ZAAPS presents Kiss Become Romantic designed by Kazumi Ryohei

COLOR : BLACK / WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax


セーゴー・クロイワは今日で49歳になる。漫然と人生を歩み、順調に加齢した肥満体である。妻子はおらず、1Rのアパートに一人暮らし。職を転々として生きてきた。趣味といえば他愛の無いブログの更新くらい。今の自分の有り様を愚かに思っている。そんなことはわかっている。彼にも輝ける日々はあったから。身を焦がす恋もしたのだから。思い出は彼を縛っている。


セーゴー・クロイワが20歳の頃、彼はお笑い芸人だった。ショックデスという名の駆け出しのコンビで、相方のショウと風呂なしのアパートをシェアし、貧乏を気にすることもなく精力的に活動していた。ショックデスのお笑いはスタンダップコメディを下地にしており、背広姿のショウと道化師のセーゴーが風刺の効いた漫才を繰り広げるものであった。若造の社会批判を許容できない客からのヤジや、ものを投げられたこともあった。漫才中であっても暴言に怒り狂ったセーゴーが、客と揉め出すことは度々あり、直情型で扱いづらい、良く言えば血気盛んな若者だった。

下積み生活8年目に作ったコント「破壊藝術請負芸人」はそんな彼らがたどり着いた到達点であり、決定的な内容であった。筆とパレットを手にした芸術家風のショウが、浮世離れした理想論を語り、小道具として置かれた彫刻作品に世相のメタファーが含まれていると力説するも、道化師のセーゴーがツッコミと称して手に持ったチェーンソーで彫刻作品をばらばらに破壊するという荒唐無稽な内容だったが、これが、当人たちも驚く人気となった。「破壊藝術請負芸人」はその後、いくつものパターンをつくり演じられ、数多の美術品が笑いと共にバラバラになった。年の瀬のライヴに参加したショックデスは、それまでのセーゴーがチェーンソーで破壊するくだりを、ショウがノリツッコミ的にチェーンソーを奪っての破壊という、新たな展開を披露する予定だった。当日、持ち込んだ木彫作品はそれまでのコントにおける最大サイズで、否が応にも気合が入った。軽快なテンポで二人の喋舌りは冴え渡る。そして、締めのツッコミをいれようとするセーゴーの手からチェーンソーを奪ったショウが猛然と木彫に切り掛かるも、勢い余って盛大にキックバックを引き起こした。跳ね返ったチェーンソーはバランスを崩したショウの首を唸りをあげて引裂き、飛び散る鮮血と切り裂かれた肉片が客席に夥しく降り注いだ。苦悶の叫びをあげるショウに、容赦なく食い込んでいくチェーンソーがスロー再生されるところでセーゴーの記憶は抜け落ちている。その日、公私をともにするパートナーを目の前で失い、ショックデスは終焉した。舞台上には鮮血に染まるショウと失神したセーゴー、そして残された木彫だけが立ち尽くしていた。


その年は例年よりも早く雪が降り始め、厳しい寒さに身が縮んだ。あれからもう10年。芸人を辞めたセーゴーは定職につかず、日雇いの現場作業員や警備員として暮らしている。未明から降り始めた雪で交通網は麻痺していたので、仕方なく、徒歩で職場に向かうことにした。雪は街や人を覆い隠してくれる気がして、少し気分が良かった。大通りで信号待ちをしていると、突然、声をかけられた。振り返ってみるとそこには世話になっていた事務所の社長の姿があった。10年ぶりの再会で、社長は一回り小さく見えた。君は太ったねと穏やかに切り出した社長と、セーゴーは目を合わすことができずにいた。ショックデス事件は当時、マスコミの格好の獲物となり、セーゴーが台本を書いていたこと、助けもせずに失神してしまったことを糾弾した。危険な道具を使用していたことで劇場や事務所の社長も責任を問われる事となった。酷いものになるとショウの殺害を計画していたと偽りの記事を書かれたこともあった。後ろ指をさされる日々と、自責の念に苛まれて疲弊していったセーゴーは、人付合いを避け、ショウとの記憶が忘却の彼方へ消えてくれることだけを望んだのだった。社長の顔をみると忘却の10年が昨日のことのように蘇った。困惑するセーゴーに社長は、マネージャーをやってみないかと突拍子もない提案をしたのだった。君を見た瞬間に彼女たちの顔が浮かんだよ。そう言うと、ライヴチケットを強引に手渡し、ぜひ一度、見に行ってみてくれ。そして決断してほしいと告げた。

ライヴハウスにまた自分がくることになるとは思わなかった。なぜ来てしまったのか、お笑いライヴではなくバンドマンのライヴだったことで気が緩んだのかもしれない。もちろん、社長に対する負い目もあった。だが、入ったことをすぐに後悔した。舞台上を見た途端、ショウの顔と、唸りを上げるチェーンソーの音がフラッシュバックして、胃液がこみ上げてきた。前方では歓声が上がり、演奏が始まるようだったが、吐き気と耳鳴りで視界がぐらつくセーゴーはそれどころではなく、壁際まで下がって逃げ帰りたい気持ちと、情けなさで一杯になった。その刹那、脂汗の滲む顔にメロディが突き刺さり、粟立つ体をさらに大きく震わせた。奔放なドラムさばきがこっちを見ろと訴えかけてくる。胃液を飲み込み、精一杯、舞台に目を向けると、二人の若い女がそれぞれ荒々しくドラムを叩いていた。抑揚の無い冷たいヴォーカルが確かな輪郭を持って呟くように歌う。その姿にかつてのショックデスが重なって見えた。そんなはずはない、そう自分に言い聞かせてみても、青春の情景は消えてくれなかった。耳鳴りはドラムの音にかき消され、吐き気も忘れて、演奏が終わるまで彼女たちから目が離せなかった。凍てついた心臓に新鮮な血液が送り込まれていくのを感じずにはいられなかった。


ZAAPSはエオとオアの女性二人組ツインドラムという異色のスタイルだった。1年前にファーストアルバム「Final Fight」を発売したものの、当時のマネージャーは二人の容姿に目をつけ、ビジュアル重視のアイドル路線を狙い、バラエティ番組への出演や、グラビア撮影などを強制。ZAAPSの音楽性には理解がなく、バンドの方針を巡って対立した結果、マネージャーは解雇されるも、ZAAPSは生意気で我の強い、腫れ物扱いとなっていた。エオとオアは互いに18歳でエオは陰があり人見知りのする女の子だったが、ずば抜けた作曲センスを持っていた。対するオアは矢面に立つことが多く、ハッキリとした物言いと狂うことの無い抜群のリズム感でエオをサポートした。二人は双子のような強い絆で結ばれ、互いを補完するような関係にあった。

そんな二人の元にマネージメント経験の無い、40歳目前の虚ろな目をしたセーゴーがやってきたので、拒絶反応は大きかった。はじめのうちは失敗続きで、反省しきりの毎日。無能な自分を呪い出すと、ショウの顔が浮かび、彼を悪霊のように扱ってしまっている自分に気づくと、嫌悪感は更に増した。このままではダメだと、無為な10年をまた繰り返してはいけないと、自分の過去を洗いざらい打ち明け、初めて二人のライヴを見た時の、目の前が拓けた感覚について、情けなくもさめざめと語った。話を聞き終えた二人は何も言わなかった。

その日を境に、ZAAPSは一切のメディア露出をやめた。雑誌インタビューやラジオへの出演、ファーストアルバムからのシングルカットを撮影するはずだったPVもブラウン管に流れる砂嵐を撮影した映像のみですませるなど、徹底してメディアに顔を出さなくなった。セーゴーはとにかく、二人が音楽に集中できる環境づくりに奔走した。それまでの倍の数のライヴをこなし、様々なジャンルのライヴに参加、ライブツアーの前座として帯同するなど、広い視野で、音楽的見識を磨いていった。セーゴーはZAAPSのためなら多少強引な手を使うことも厭わず、彼女たちが最高のパフォーマンスを出すことを第一義として行動した。こうした地道な活動を通して、3人の関係は強固なものへと変化。セーゴーはZAAPSにとってメンターと行っても過言ではない存在へとなりつつあった。そして、もう、ショウの顔が脳裏によぎることはなかった。


セーゴー・クロイワがマネージメントを初めて2年。セカンドアルバム制作の話が持ち上がる。前作「Final Fight」は容姿や演奏スタイルだけを見て、音楽性に見向きもしなかった連中に一発食らわすつもりで作った、反骨心を原動力とした抵抗の一枚で、マリオネットのように言いなりになるしかなかった二人の心の叫びだった。セーゴーによってその糸は断ち切られ、自分たちの可能性を余さずぶつけることができる環境を得たことで、これまでの破れかぶれともいえるスタイルから音楽的、精神的に大きな飛躍を果たしていた。

そこで、新たな高みを目指し、霊験あらたかな聖地や、念渦巻く樹海などで野外レコーディングを敢行し、自然との対話による可能性の模索を始める。空間を満たす音、草木の揺れや吹き抜ける風に合わせてドラムを叩き、降り注ぐ雨や、自然の中を生きる動植物は二人を支えるサポートメンバーとなった。長時間に渡る野外レコーディングによって、滾らせた神経と疲弊する肉体は二人のリズムを狂わせた。当初はなんとかリズムを合わせようと必死になっていたが、数をこなすうちに、疲弊する身体によって狂いだすリズムにこそ、光明を見出した二人は、意図的に肉体に負荷をかけるようになった。一心同体だった彼女たちのリズムを狂わせ、自然の持つ大いなる揺らぎを表現することを目標としてレコーディング作業は進んでいった。二人のドラムは全霊を持って自然を受け止め、不条理に近いサウンドが恐るべき鋭さを持って完成しつつあった。

100を越える野外レコーディングをもって3枚組のセカンドアルバム「Kiss Become Romantic」は完成した。最も完成度の高い3曲がCD一枚につき1曲収録される形となった。3曲ともプレイ時間は70分を越え、CDに収められるギリギリのラインだったためだ。そして、このセカンドアルバムは発売と共に論争を巻き起こす。急激な音楽性の転換とメディア露出の低下によってアイドル路線からの古参ファンからは酷評され、自然派などと揶揄された。しかし、先鋭的なパンクファンからは世界的ポストパンクリバイバルにあって、ZAAPSの音楽がパンクの祖にまで遡ったサウンドを提供していると、絶賛をもって迎えられた。そして、この急激な転換の背景にセーゴーが関わっていたことが明るみに出ると、それまで影で支えてきた彼にスポットが当たってしまう。セーゴーの過去は大々的に暴露され、人殺しマネージャーがカルト的洗脳を行っているなどと、幾つもの流言がワイドショーを駆け巡った。このままではZAAPSの可能性を摘んでしまうと考えたセーゴーは自らマネージャーを退き、ZAAPSの前から消える道を選んだ。自分がいることで大切な人たちが不利益を被るという事実は受け入れ難く、それは煉獄の中にいるようだった。自分の決断はきっと間違っているだろう。そんなことはわかっていた。

いつか、エオが言っていた。セーゴーは歩くのが早くて、歩幅が合わないのだと。人はね、顔や、性格よりも歩く速度が合わないと一緒にいられないの。だから私たちといるときはゆっくり歩いてね。と。


セーゴー・クロイワは今日で49歳になる。漫然と人生を歩み、順調に加齢した肥満体である。妻子はおらず、1Rのアパートに一人暮らし。唯一の趣味と言っていいブログの更新を先ほど済ませたところだ。昔取った杵柄とでも言うか、レコード集めや、アンダーグラウンドミュージックシーンを追いかけていて、新人の発掘や忘れられたバンドの紹介をブログで行っていた。先ほどModern Sadnessというバンドの記事を投稿したところだ。深いため息をついて、射し込む西日で赤く染まる部屋を眺める。暗くなる前に買い物に行かねばと思った。カタンと玄関で物音がなる。郵便かチラシでも投函していったのだろう。そういえばここ数日、ポストを放置していたことに気がついた。チラシの束、ガス料金の請求書に混じって、見知らぬ宛名の手紙が入っていた。名字が変わっているから気がつかなかったが、読めば、それはエオからの手紙だった。驚くセーゴーは便箋を捲る。私たちの前から姿を消したことを今でも恨んでいるとの書き出しから、セーゴーがいなくなったあとのZAAPSの顛末が書かれていた。セーゴーが別れも告げず、二人の前からいなくなったことは日が経つごとに大きな障害となり、ライヴに身が入らなくなったこと。新しい女性マネージャーとうまくいかなかったこと。そして、決定的だったのはKiss Become Romanticの野外レコーディングだったこと。あのアルバムは今でも私たちの傑作だと思っている。でもあの経験は、二人で一人だった私たちが、互いを必要としなくても立ち上がれることを気づかせてしまったのだと。特別だと思っていた私たちが、それぞれに男の人を好きになって、結婚して、普通の家庭を持ったこと。エオには6歳になる娘がいること。そして、二人が去年、ZAAPSを再結成し、ゆっくりと新作を作っていること。エオが所属するママさんバレーの練習に合わせて録音したことも面白おかしく書いてあった。最後に、やっぱりあの時のことは恨んでる。でも、今ならあなたの気持ちも理解できる。そう、結ばれていた。

西日も落ち、部屋はもう、プルシャンブルーに沈んでいる。煌煌とひかるパソコンのディスプレイに同封されていた写真を近づける。ZAAPSの二人とセーゴーが写っている。キスをするZAAPSの二人とそれを見て笑うセーゴー。フラッシュで白とびし、ピンボケ気味の写真は、オアが大事にしていたポラロイドカメラでレコーディング後に撮った一枚だった。3人ともまだ若く、根拠の無い自信が溢れて見える。写真の余白にはこう綴られていた。毎日を消費して、多くのことを忘れてしまったとしても。


セーゴー・クロイワは今日で49歳になる。漫然と人生を歩み、順調に加齢した肥満体である。妻子はおらず、1Rのアパートに一人暮らし。職を転々として生きている。

text by Takaaki Akashi

*このストーリーはフィクションです。

数見 亮平

1984年東京生まれ。アーティスト。

絵画や版画など様々なメディアによる作品や、zine、オリジナルグッズなども制作。

架空のミュージアムショップことENTERTAINMENTを主催。


赤石 隆明

1985年静岡生まれ。アーティスト。

写真を媒材に立体や展示空間へと展開させ、作品を次々とアップデートしていくなど

写真というメディアに対して挑戦的に取り組む。

TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD (2012) グランプリや「あいちトリエナーレ2016」などに参加。



もう狂ってるんだよ、この2人は!

「架空のミュージックレーベル」というタコマフジのコンセプトを頼んでもいないのにネクストレベルに

押し上げた張本人の手がけるこのTシャツ。結構マジで俺は2人のことを尊敬しています。

それにしてもこのテキスト。。。言葉がないですよ私は。



by tacomafuji | 2018-04-16 21:19 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

HALLELUJAH FOR BEER designed by Shuntaro Watanabe _12th collectionのご案内



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HALLELUJAH FOR BEER designed by Shuntaro Watanabe

COLOR : HEATHER GRAY / WHITE

SIZE : S〜XL

PRICE : 5,800+tax



渡辺俊太郎 (BLUE BIRD d.)

1976年、福島県生。アートディレクター。

ビクターエンタテインメントを経て独立。

近年の代表作は桑田佳祐、星野源、SOIL&"PIMP"SESSIONS等のCDジャケット他。

http://bluebird-d.com/



昨年イベント出店時用のプロダクトとして初登場したHALLELUJAH。
その後パーカとしても販売しましたが、満を持して今夏Tシャツとしてリリース致します。
正調カレッジTシャツの程を成しながら、シンプルなビール賛歌を唄うこのTシャツ。
昨年好評だったGOOD BEER DRINKING TEAMの後継モデルだと思っています。
そんなに酒は強くないけど、酒絡みのTシャツは俊太郎の専売特許となりかけています。
さぁ、呑むかっ!

という事で、乾杯は4月最終週の予定です、押忍。


by tacomafuji | 2018-04-16 21:06 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

WEST TEXAS STATE ATHLETIC DEPT. designed by MATT LEINES _12th collectionのご案内



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WEST TEXAS STATE ATHLETIC DEPT. designed by MATT LEINES

COLOR : BLACK/ HEATHER GRAY

SIZE : S〜XL

PRICE : 5,800+tax


多くの伝説的レスラーを輩出した、今は亡き名門校をイメージした架空のカレッジTシャツ。

紡績からこだわる事によって実現した、肌触りのいい肉厚なボディとバインダーネックが特徴のこのTシャツ。

今期からスタートした、MADE IN JAPANなオリジナルボディのニューラインです。


マット・レイナス (MATT LEINES)

1980年生。ブルックリン在住、画家。

一度見たら忘れられないその独特な緻密で寓話的な世界観で、アート・カルチャー誌を通じて世界的な評価を得ている。

ビール党でもあり筋金入りのレスリングマニアとしても有名。

http://www.mattleines.com


マット・レイナス超いい奴。

なんの仕事がなくても「シンスケ・ナカムラはやっぱ凄いの!?」なんていう普通のやりとりをしているわけですが、

NYに行く度に闘魂ショップやヤフオクでXLのTシャツを大量購入してお土産にしたりしているのですが、数年前にマットから

「これTシャツにしようぜ!」とばかりに突然送られてきたのがこのアートワーク。

あんまり多くを語れませんが、分かる人が見ればニヤリとしてしまう、レスリング・オリエンテッドな

めちゃくちゃ普通の架空カレッジTシャツです。あくまでもカレッジ調へ寄り添う仕上がりにすべく、

配色もオーソドックスなものにし、ボディも今期から展開するバインダーネックボディ仕様となっています。


販売は4月最終週から。

是非、宜しくお願い致します、押忍。



by tacomafuji | 2018-04-15 22:05 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

erosss designed by Jun Tsunoda_12th collectionのご案内

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erosss designed by Jun Tsunoda

COLOR : BLACK/ WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax



角田純

1960年愛知県に生まれる。

多摩美術大学卒業後、「角田純一」名義で1980年代から広告・出版業界でアートディレクターとして活動し、

グラフィックデザイナーとして高い評価を得る。2000年代半ば以降、画家としての活動を開始し、ライフワークとして描いてきた絵画作品の他、

水彩やコラージュ、シルクスクリーンなど、さまざま素材を使いながら、音楽的感覚が溢れる豊かな色彩と描線を描き出す。

2009年、作品集『Cave』をフォイルより刊行。2012年、川村記念美術館でのグループ展「抽象と形態:どこまでも顕れないもの」に参加。

主な個展に「Hollow Organ」(2017年、Curator's Cube)、「Dust to Dust」(2016年、CLEAR EDITION & GALLERY)、

「When it’s short distance between the moon and Mars.」(2016年、ギャラリートラックス)、

「如意樹」(2010年、FOIL GARRERY)などがある。

2017年に文字にまつわるドローイングをまとめた作品集『SOUND AND VISION』をtorch pressより刊行。

www.juntsunoda.com/



LENO以来、久々にTシャツをリリースする角田純の新作はerosss。

昨年刊行した、文字のようなドローイング作品集「SOUND AND VISION」の世界観のまま、Tシャツにそのイメージを落とし込みました。

タイトル通り、erosssと読めるものの、その有機的なラインは何か別の意味をまとっているかのようです。

少し悪戯っぽくもあり、微妙に横ノリ感も感じるような(これは俺だけかな)、見る度に微妙に印象の違う不思議な感覚に陥りる気がします。

そして、まさにこのTシャツの製作期間と時同じくして、角田さんが手がけていたのがこちら。


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アーティストご本人とは面識はないのですが、制作陣は友人・先輩・後輩が多く、なんだか不思議な気分でした。

80年代からアートディレクターとして第一線で活躍してきた角田さん。

大先輩ながら、いつも目線を合わせて話をしてくれるし、東京のクリエイターの多くに今も多大な影響を及ぼすトップランナーでもあります。

下手な小細工は一切なしで、シンプルに白黒2色展開です。


販売は4月の最終週より。


宜しくお願い致します。




by tacomafuji | 2018-04-15 21:16 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

Elvis Impersonator / The Graceland designed by J.S. Wright_12th collectionのご案内


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Elvis Impersonator / The Graceland designed by J.S. Wright

COLOR : HEATHER GRAY / WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax


Elvis Impersonator / The Graceland designed by J.S. Wright

メンフィスを拠点に、90年代からHeavy-House-Loungepsychのパイオニアとして活動するエレクトロデュオ、Elvis Impersonator。

結成のきっかけは二人の共通するアイドル、”King of Rock” エルビス・プレスリーである事は言うまでもない。

2人は1973年に行われたエルビスのライブ”Aloha from Hawaii”の前後からエレクトロ・アレンジされた楽曲のカバーを始め、

その頃最初の重量盤EPをリリース。エルビスの死後、その魂を継承しリスペクトを込めて全てのライブで完璧に再現した

エルビスの衣装を着用するようになる。以降、強迫観念に近いほどの忠誠心から彼らのパフォーマンスは即興性を増し、

演奏とエルビスを模したパフォーマンスは混沌と昇華され後年「伝説的であった」と評価される事となる。

その長いキャリアに反しフルアルバムは1枚しかリリースしておらず、その完成度と音楽的評価に反し商業的な成功には恵まれなかった。

定期的にツアーを行っていた2003年、突然のメンバーの失踪とともに無期限の活動休止に入ったまま現在に至る。

「ネバダ砂漠の人里離れたバーで今でもライブ活動をしている」「店の外から演奏を聴いた」といった噂は

多少ディテールを変えながら熱烈なファンの間で今も語り継がれている。

J.S ライト

アーティスト・デザイナー。

絵画・版画・写真など様々な手法・プロセスを用いたデザインや作品を発表している。

絶えず制作作業に従事する事を自身に課し、その修行とも言える工程自体を表現だとしている。

また、UDLI Editionなるsmall pressの出版社を立ち上げ、コピー機やシルクスクリーン印刷を駆使しアートブックやアパレルにも

積極的にアプローチしている。そのクリエイティビティはアートとデザインの境界線を飛び越え独特の世界観を提示している。

www.jswrightstudio.com

www.udli-editions.com



「そしたらストーリーも考えていいんだよね?」

今期初めてTシャツのアートワークを提供してくれたジェイソンにメールでオファーをしている際のやりとりだ。

既にタコマフジの事を知ってくれていたようで(ちなみに今期こんなサプライズが2度あった)、向こうからバンド名や

ストーリーをこちらから説明するまでもなく提案してれた。しかもそのストーリーやネーミングセンスが最高なのが素晴らしい。

プレスリーは盲点だったし、Gracelandって場所の謂れは知らなかった。

以前から注目していたUDLI Editionを主催する彼にアートワークを提供してもらえて光栄でした。

プリントのサイズ、位置、インクの種類、配色。緻密な部分と、ちょっとだけ乱暴というか、ラフな部分が残るバランスも

このTシャツの特徴の1つです。いいぞーこれは。


販売は4月最終週からの予定です。




by tacomafuji | 2018-04-14 16:33 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

NOSE EXCHANGE SNAKE designed by Mashu Oki_12th collectionのご案内


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NOSE EXCHANGE SNAKE designed by Mashu Oki

COLOR : BLACK / WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax


身体の芯からあったまろ。

心の底から声漏らそ。

冷酒はあとからキいてくる。

八甲田山のてっぺんに、でっかいキュートなオブジェを建てよ。

インスタグラムにアップして、金も名声もゲトしチャオっ。

沖真秀

イラストレーター。奈良県出身。東京都在住。

音楽関係のアートワークを中心にファッション、雑誌・書籍等の分野で活動中。

www.mashuoki.blogspot.jp/



今夏リリースの新作Tシャツで、遂に沖真秀のTシャツが登場です。

COMPUMAやZEN LA ROCK、どついたるねん等のアートワークでその名を馳せる彼。

もう数年前からずっとお願いしたかったのだけど、このタイミングでようやくオファーする事ができました。

そんな気持ちに答えてくれるかのように、提供してくれたのはTシャツとして完璧なアートワーク。
手数やベタ面のバランス、反転した時の見え方、何を描いてるか分かるけど理解はできなさじ加減。
70年代の人が着てても違和感のない時代背景に紐付かないタッチ。
俺的にはあらゆる面でパーフェクトに限りなく近いです。
こうなったら配色はシンプルにホワイト&ブラックしかないでしょう。

今月末から全国の取り扱い店で販売開始予定です。



by tacomafuji | 2018-04-12 21:51 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)

FRUITCAKES / DUB DIET CLUB designed by Jerry UKAI_12th collectionのご案内


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Package designed by Jim Fisher
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FRUITCAKES / DUB DIET CLUB designed by Jerry UKAI

COLOR : HEATHER GRAY / WHITE

SIZE : XS〜XL

PRICE : 5,200+tax


オハイオ州コロンバス出身のジム・フィッシャー(ボーカル・ギター)とモーリン・レイ(シンセサイザー)による

ハードコアパンクデュオ、フルーツケイクス。自他共に認める甘党の2人はそのぽっちゃり体型でも親しまれている。

オリジナルメンバーのライアン・ハート(ベース)ももれなく巨漢で、肥満治療のため現在長期入院を余儀なくされている。

敬愛するトム・ヴァーレインやキース・レヴィン(の容姿)に憧れ、過去には何度もダイエットに挑戦するも常にリバウンドを繰り返し、

近年ではそれを自虐的な歌にすることもある。メロデイをつけず永遠に詩を棒読みするような歌い方が特徴で、どの曲も同じように聴こえる反面、

文学的なリリックには狂信的なまでのファンも存在する。最新作の「DIET DUB CLUB」(12inch)はレゲエやヘヴィメタルの要素も取り入れた意欲作。

B面のDISPOSABLE SOCIETYと共に、過剰なダイエットブームに対する警笛を鳴らすメッセージソングとなっている。

同名のビスケットは北米ツアー会場でのみ販売され、ジム・フィッシャーによるパッケージデザインも話題になった。

一部医療関係者や、ジョン・グッドマン、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジャック・ブラックなど著名人からも支持を受けているらしい。

*このストーリーはフィクションです。


ジェリー鵜飼

アートディレクター&イラストレーター。

1971年生まれ。静岡県出身。グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動中。

数々のCDジャケットやアウトドアブランド、ファッションブランドの広告とカタログを手がける。

ウルトラヘビー&MPBのメンバー。




今月末から販売開始の今夏新作Tシャツを今日から可能な範囲で紹介していきたと思います。

まずはジェリー鵜飼による新作、FRUITCAKES / DUB DIET CLUB。

俺とマットのマッシュアップのような冴えない男が見つめる山はジム・フィッシャーデザインによるパッケージの

同名のビスケット。ここのところ個展は勿論、各所でいい仕事連発中のノってる鵜飼さんが

グイッとタコマ仕様にチューニング。おしゃれの「お」の字も感じさせない(そんなことないか)

ナードなイラストとシンプルで硬いフォントのチョイスが僕の中の鵜飼さんらしさ。

FRUITCAKESの命名は僕と鵜飼さんの共作ですが意味を調べてみると面白いと思います。



販売開始はGW頃を予定しています。





by tacomafuji | 2018-04-10 22:52 | TACOMA FUJI RECORDS | Comments(0)